理学部理学科数学プログラム(数理物質科学専攻 数理科学コース) 田中研究室(最適化理論,オペレーションズ・リサーチ)

情報社会論 (252S0541) (Information Technology and Society)
使用教科書:使用しません。
[今年度はオンライン授業]
[1]学習内容と課題:小テストは,次回からほぼ毎回,授業時間内に行います。
小テストの解答や課題レポートについては,学務情報システムの 小テスト機能,レポート機能を利用して提出して下さい。
小テストの解答用紙やレポートをPDFで提出する仕方
  1. 表紙は不要。解答は手書き。 小テストの添削を提出するときは用意された解答用紙を使うこと。
  2. レポートの場合はノート(ルーズリーフなど)の一番上に 在籍番号,氏名を記載すること。
  3. スキャンは,プリンタかコピー機でできる。 スマホしかなくてもOfficeLensなどのアプリを使用すれば可能。 ただし,出力形式をPDFに指定すること。 なお,パソコン上で他の形式のファイルをPDFにする方法は色々あるが, 印刷の時にプリンターのところで「Microsoft Print to PDF」を選んべばよい。 なお,その際に用紙のサイズを指定すること。
  4. 出力サイズはB5用紙かA4用紙サイズ。 PDFを表示させた時,ズームで100%表示を選ぶと読み取った元の大きさが分かる。 プロパティからもページサイズを確認することが可能。
  5. 提出するレポートはなるべく1つのファイルに結合したり, ファイル容量を小さくする工夫を行うこと。 仮に,PDFの結合用のソフトが無くても, OfficeLensの場合は追加のボタンで複数のスキャンを1つのPDFとして出力できる。 また,OfficeLensを使わなくても,既に複数の画像ファイル(JPEG,GIF,PNGなど)があった 場合には,それらを複数選択して(Ctrlキーで選択), 右クリックメニューでポップアップメニューから「印刷」を選択すれば,上記に書いたように プリンターのところで「Microsoft Print to PDF」を選ぶと自動的に1つのPDFが作成できる。
  6. 提出するファイル名は, (半角英数の)学籍番号で始まる名前にすること。
  7. 提出締め切りは「授業翌日の夜まで」。 何らかの事情で間に合わなかったときはメールで提出しても構わない。

WordやExcel等のファイルをPDFに変換する仕方
  1. WordやExcelを使ってPDF変換:保存するときに,PDFとして保存すればよい。
  2. 仮想プリンター [Print to PDF] を使ってPDF変換: WordやExcelで印刷するときに,「Microsoft Print to PDF」を選択すればよい。

  1. 第1回(6/10)は, 最初,資料を使って オリエンテーションを行います。 その後,講義概要[1]に沿って授業を行います。 予め内容を確認してください。 後半,以下のwebサイトを参考にします。
    SDカードについて(SD Associationのサイト)
    無線LANの基礎知識(Allied Telesis, アライドテレシスのサイト)
    『20XX in Society 5.0 〜デジタルで創る、私たちの未来〜』(日本経済団体連合会のサイト)
    4K8K放送の紹介動画のダウンロード(総務省の情報サイト)
    2020年代に向けたモバイル分野の競争政策の在り方(総務省の情報サイト)
    A-PAB(一般社団法人 放送サービス高度化推進協会)が2016年4月1日に発足。新4K8K衛星放送の普及推進を行っている。
    自動運転のレベル分け 自動運転車両の呼称 自動運転レベル3の自動車(政府広報HPより) 国内初!自動運転車によるレベル4での運行許可(経済産業省HPより)
  2. 第2回(6/13)は, 講義概要[2]に沿って, アナログとデジタルの話をします。 最初に,2進法と端数処理の話をします。 また,標本化と量子化の仕組みを紹介します。 最後に,端数処理に関する確認テスト[1]を行います。
  3. 第3回(6/17)は, 講義概要[3]に沿って, 標本化と量子化について,詳しく復習します。 最初に,前回の講義概要で残した部分をスライドを使って,電磁波の種類から説明を始め, 光の色の表現法と画像情報のディジタル化を学びます。 その後,アナログ信号のグラフから多値信号,サンプル値信号,ディジタル信号を作る所に時間をかけて 説明します。つまり,量子化ビット数(あるいは量子化間隔)と標本化間隔, 量子化ルール(四捨五入など)を与えた時に,アナログ信号を多値信号やサンプル信号, ディジタル信号に直してグラフを書く練習をします。 そして,理解の定着のため, 確認テスト[2]を行います。
  4. 第4回(6/20)は,最初に,ディジタル化(標本化,量子化,符号化)及び 画像情報のディジタル化についての 確認テスト[3]を行います。 その後, 講義概要[4]に沿って, インターネットの歴史とその基本構造(特に,TCP/IP)について学習します。
  5. 第5回(6/24)は,最初に標本化・量子化,RGBコードの復習を行ってから, 講義概要[5]に沿って, インターネットの続きとしてIPアドレスについて学習します。 特に,IPアドレス情報とネットマスク情報からネットワーク番号とホスト番号を求める 方法を学習します。パソコンのネットワーク環境を設定する際に, イーサネットのプロパティ(TCP/IPのプロパティ)をどのように設定すべきかを解説します。 最後に,16進数と2進数と10進数の変換とIPアドレスに関する 確認テスト[4](6/24) を行います。
  6. 第6回(6/27)は, 講義概要[6]に沿って, 電子メールの仕組みとメール本体の構造を学習します。 特に,サーバー間でメールを配送する通信規約のSMTPと サーバーからメールをダウンロードしたり削除する通信規約のPOPについて学びます。 そして,7ビットアスキーコードについて16進数2桁の表記について復習し, それを確認テスト[5]で確認します。 また,実際のメールのヘッダー部分から 「エンベロープFrom」「エンベロープTo」「ヘッダFrom」「ヘッダTo」を見つけることも 学習します。
  7. 第7回(7/1)は, 講義概要[7]に沿って, 電子メールの転送と配送の動作を確認し, 日本語などの文字の符号化について,符号化文字集合と文字符号化方式を学習します。 特に,SMTP, POP3, IMAP4等の仕組みについて一つの図にまとめてみましょう。 最後に,電子メールの送受信の様子を転送・配信,クライアントとサーバ,使用するプロトコルなどに 注意して確認する確認テスト[6]を行います。
  8. 第8回(7/4)は, 講義概要[8]に沿って, DNS(Domain Name System)の仕組みについて学習します。 特に,ドメインの考え方やDNSサーバが持つ重要な役割の 「コンテンツサーバ(権威サーバ)」機能と「リゾルバ」機能について学びます。 また,リソースレコードの情報からメールの送受信をモデルにして, ドメインの階層構造や各種のサーバの ホスト名,IPアドレス,プロトコルなどを書き入れた図にまとめてみましょう。 最後に,確認テスト[7]で確認します。解答例は学務情報システムで確認してください。
  9. 第9回(7/8)は, 講義概要[9]に沿って, WWW (World-Wide Web)とHTMLなどのハイパーテキスト記述言語について学習します。 実際に,ブラウザのURL欄にドメイン名やwebサーバ名を入力して, ウィンドウにサーバのホームページが表示されるのを確認します。また,HTML言語についても 少し触れます。 その前に,確認テスト[8]を 行います。解答例は学務情報システムで確認してください。
  10. 第10回(7/11)は,最初に, 前回残した,HTMLファイルからそのスケルトン(骨格)を取り出す方法を教えます。 その後, 講義概要[10]に沿って, 著作権法周辺の歴史と概要について簡単に学習します。 最後に,確認テスト[9]で確認します。
  11. 第11回(7/15)は, 講義概要[11]に沿って, 「著作者の権利」と「著作隣接権」について詳しく学習します。 特に,数年前に発効されたTPP協定 ( 文化庁の「環太平洋パートナーシップ協定」関連のページ参照) の関係で著作権法も保護期間が50年から70年に延長されたことなど 大きな改定が行われたことも学びます。 最後に,確認テスト[10]で確認します。
  12. 第12回(7/18)は, 講義概要[12]に沿って, 「個人情報」や「社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)」について学習します。 最後に,確認テスト[11]で確認します。
  13. 第13回(7/22)は, 講義概要[13] に沿って,「インターネットセキュリティと暗号」について学習します。 最後に,確認テスト[12]で確認します。
  14. 第14回(7/25)は, 講義概要[14] に沿って,「暗号理論の基礎」(合同式,オイラーの関数など) について学習します。 最後に,確認テスト[13]で確認します。
  15. 第15回(7/29)は, 講義概要[15] に沿って,「RSA暗号」の暗号化と復号の仕組みについてお話しします。 体系的に考えると,意外と簡単な構造をしていることが分かります。

[2]資料(PDFファイル)
  1. 講義案内と授業予定(6/10)
  2. 講義概要[1](6/10)
  3. 講義概要[2](6/11)
  4. 講義概要[3](6/17)
  5. 講義概要[4](6/20)
  6. 講義概要[5](6/24)
  7. 講義概要[6](6/27)
  8. 講義概要[7](7/1)
  9. 講義概要[8](7/4)
  10. 講義概要[9](7/8)
  11. 講義概要[10](7/11)
  12. 講義概要[11](7/15)
  13. 講義概要[12](7/18)
  14. 講義概要[13](7/22)
  15. 講義概要[14](7/25)
  16. 講義概要[15](7/29)

[3]理解度試験(確認テスト)の問題
  1. 確認テスト[1](6/13)と その解答
    端数処理がしっかりとできるかどうか,量子化間隔とビット数の対応が分かるかどうか。
  2. 確認テスト[2](6/17)
    標本化間隔,量子化間隔と量子化ルール(四捨五入など)に沿って アナログ信号を多値信号,サンプル信号,ディジタル信号に変換できるかどうか。 簡単な連続関数を時間のアナログ信号と見立てて,それに対応する3つの信号を求める問題。
  3. 確認テスト[3](6/20)と その解答
    ディジタル化(標本化,量子化,符号化)及び色の表現法(混色系)の穴埋め問題。
  4. 確認テスト[4](6/24)と その解答
    16進数と2進数と10進数の変換とIPアドレスに関する問題。
  5. 確認テスト[5](6/27)
    アスキーコードで書かれたデータを通常のアルファベット文字列への変換問題と 「エンベロープFrom」「エンベロープTo」「ヘッダFrom」「ヘッダTo」に対する メールアドレスを見つける問題。
  6. 確認テスト[6](7/1)
    授業の前半で学習した内容に基づき, 電子メールの送受信の様子を転送・配信,クライアントとサーバ,使用するプロトコルなどに 注意して図を完成させる問題。解答例は学務情報システムで確認してください。
  7. 確認テスト[7](7/4)
    リソースレコードメールユーザのメールアドレスの情報から メールの送受信をモデルにして,ドメインの階層構造や各種のサーバのホスト名, IPアドレス,使用プロトコルの状況を確認する問題。
  8. 確認テスト[8](7/8)
    これまでに学習した内容に関連して,各説明文が表す用語を選ぶ問題。
  9. 確認テスト[9](7/11)と その解答
    知的所有権や(広い意味の)著作権(及び,狭い意味の著作権)などの全体の成り立ちを 確認する用語の穴埋め問題。
  10. 確認テスト[10](7/15)と その解答
    「著作者の権利」と「著作隣接権」についての穴埋め問題。数年前にTPP協定で著作権法も 保護期間が50年から70年に延長されている。
  11. 確認テスト[11](7/18)
    「個人情報」についての選択問題。
  12. 確認テスト[12](7/22)
    「暗号化通信」についての選択問題。
  13. 確認テスト[13](7/25)
    簡単な合同式とオイラーの関数に関する問題。

[4]令和5年度のオンライン授業動画(履修登録者のみ視聴可能)
  1. 第1回(令和5年6月9日)のYouTube動画
  2. 第2回(令和5年6月13日)のYouTube動画
  3. 第3回(令和5年6月16日)のYouTube動画
  4. 第4回(令和5年6月20日)のYouTube動画
  5. 第5回(令和5年6月23日)のYouTube動画
  6. 第6回(令和5年6月27日)のYouTube動画
  7. 第7回(令和5年6月30日)のYouTube動画
  8. 第8回(令和5年7月4日)のYouTube動画
  9. 第9回(令和5年7月7日)のYouTube動画
  10. 第10回(令和5年7月11日)のYouTube動画
  11. 第11回(令和5年7月14日)のYouTube動画
  12. 第12回(令和5年7月18日)のYouTube動画
  13. 第13回(令和5年7月21日)のYouTube動画
  14. 第14回(令和5年7月25日)のYouTube動画
  15. 第15回(令和5年7月28日)

[5]関連リンク
  1. 『20XX in Society 5.0 〜デジタルで創る、私たちの未来〜』(日本経済団体連合会のサイト)
  2. A-PAB(一般社団法人 放送サービス高度化推進協会)新4K8K衛星放送の普及推進
  3. 良く使うショートカットキー
  4. WindowsとMicrosoftOfficeの豆知識
  5. 新潟大学情報基盤センター 無線LAN接続,VPN接続,プロキシについては,サービスのページをよく読んで下さい。
  6. 新潟大学理学部マルチメディア室 理学部生ならアカウントが取得できます。利用の仕方をよく読んで下さい。
  7. JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター) IPアドレスなどのインターネット資源管理を行うと同時に,インターネット技術情報の提供などを 幅広く行っている。
  8. アイティメディア株式会社が運営するWebサイト『アットマーク・アイティ』
    SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)〜前編
    SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)〜後編
    POP3(Post Office Protocol version 3)
    IMAP4(Internet Mail Access Protocol version 4)〜前編
    IMAP4(Internet Mail Access Protocol version 4)〜後編
    DNS(Domain Name System)について
    マスターIT/暗号技術 連載
  9. 文化庁の「著作権制度に関する情報」のページ
  10. 著作権情報センター
  11. 文化庁の「環太平洋パートナーシップ協定」の締結に伴う関係法律の整備に関する法律(平成28年法律第108号) 及び「環太平洋パートナーシップ協定」の締結に伴う関係法律の整備に関する法律の一部を改正する法律 (平成30年法律第70号)
  12. 「個人情報保護委員会」「マイナンバー制度(社会保障・税番号制度)」(デジタル庁)
  13. マンガで学ぶ個人情報保護法
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新潟大学 理学部数学プログラム/大学院自然科学研究科数理物質科学専攻 数理科学コース
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