田中研究室　授業用ページデジタル表現論(140S1017) DTP課題３のヒント

DTP課題３の内容

DTP課題３
(1) 以下の内容をコピーして，letterスタイルのTeXのソースファイルとして編集して海外の研究者への招待状（英文手紙）を作成せよ。差出人は自分の名前と住所にすること。大学の住所でかまわない。また，その名前と住所は英語にすること。 DTP課題３の見本(PDFファイル)
(2) 同様にして，2つ目の手紙を日本語で，同じソースファイルの中で作成せよ。出来上がりでは2ページになる。あて先は私（田中　環）にして，差出人は自分の住所にしよう。住所は大学のものでかまわない。住所も含めてすべて日本語で表示されるようにしよう。日付の自動出力は，\todayコマンドを使用しているので，日本語の手紙の場合の日付の部分は次のようにすると良い。 \renewcommand{\today}{平成26年6月20日(金)}
※ 段落の字下げ幅を次のように設定した場合でも，字下げを一時的に回避したいときは，\noindent コマンドを最初に指定する。 \setlength{\parindent}{20pt} また，漢字一文字の字下げにしたいときは，次のように{1zw}を指定する。 \setlength{\parindent}{1zw}
1つ目の手紙の内容
改行位置もLaTeX任せでよい。つまり，最初のスタイル・オプションのところに [a4paper,12pt] でも [a4paper] でも[a4j,12pt]や[a4j]，あるいは省略してもよい。また，ページレイアウトのスタイルパラメータもあっても無くてもよい。ただし，段落をどこで分けるかは自分で判断しよう。段落のインデントはデフォルトでは 0ptに設定されている。必要なら \setlength{\parindent}{20pt} などとすると 20pt 分字下げが行われる。また，その段落で現在使用されている大きさの漢字一文字分の字下げの場合には， {1zw} と指定すればよい。
文面
Professor Hang-Chin Lai
Department of Applied Mathematics
Chung Yuan Christian University
Chung-Li, 320, Taiwan

Dear Professor Lai:
The domestic meeting, RIMS Workshop ``Nonlinear Analysis and Convex Analysis,'' of the Research Institute for Mathematical Sciences (RIMS), (RIMS2014-NACA, in short) will be held at Kyoto University, Japan on August 19(Tue)--21 (Thr), 2014. On behalf of the conference organizing members, I would like to invite you to this workshop as one of invited speakers. With respect to financial supports, we offer you some funds from Niigata University to cover your local expenses including hotel accommodations. We believe that your contribution to this workshop would be of very importance. Please access the following web-page:
http://m.sc.niigata-u.ac.jp/~rims2013/e_index.html

I am looking forward to seeing you in Kyoto.
2つ目の手紙の内容
あて先が私（田中　環）で，差出人が自分の住所であれば，内容は問わない。余り短く過ぎもなく長すぎもないもので１ページに収まるようにしよう。カーボンコピーや同封物はなくてもよい。
英文，和文の手紙についての注意
日本語の手紙の形式

留書のルールや時候の挨拶などの注意点

英語の手紙の形式
宛名の書き方や頭語・結語の具体例のほか，Miscellaneous information (追加情報) としてカーボンコピー，同封物，追伸文などの使用の仕方。 LaTeX では，次のようにすると利用できる。
1. カーボンコピー：\cc コマンドの引数として \closing コマンドの後に与える。
  〔例〕\cc{学科長}
2. 同封物：\encl コマンドの引数として \closing コマンドの後に与える。
  〔例〕\encl{Poster of RIMS2011}
3. 追伸文：\ps コマンドの引数として \closing コマンドの後に与える。ただし，自動的にP.S.が出力されないので，自分で書く必要がある。
  〔例〕\ps{\noindent P.S., My family is fine thank you. How are you?}